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【四校連携特集】母の手のようなあたたかい医療を

岡山県北の学生コラボ

医療法人東浩会 石川病院

四校の高校生が一緒に学ぶ「地域創生学」

「地域創生学」は、津山市内の県立高校4校の生徒が協力し、地域への取材を通して、津山・美作地域の魅力や地域の未来について考える講座です。今年で10年目を迎えます。

今回、私たちは6つの企業・団体を訪問し、そこで見つけた魅力をポスターにまとめました。

今回訪れたのは、石川病院

私たち1班が訪れたのは、津山市にある医療法人東浩会 石川病院です。

今回は、法人事務局長の佐藤政孝さんにお話を伺いました。

 

石川病院を取材先に選んだのは、地域の医療を長く支えているだけでなく、「Narrative採用」という、働く人の人生や体験を大切にした採用を行っていると聞いたからです。

 

マスクを着けて両手を広げて話す佐藤政孝さん

治す医療から、治し支える医療へ

取材を通して、私たちが特に印象に残ったのは、石川病院が外国から津山に来て働く人たちにも目を向けていることでした。

 

津山周辺には、ベトナムをはじめ、多くの外国の方が働いています。しかし、言葉の壁などから、病気になっても受診を我慢してしまう場合があるそうです。

石川病院では、そうした課題にも目を向け、外国人スタッフを採用するなど、外国の方も受診しやすい環境づくりに取り組んでいます。

 

病院というと、私たちは「病気を治す場所」というイメージを持っていました。しかし、石川病院が掲げるのは「治す医療から、治し支える医療へ」という目標。

そこでは、働く人と診察を受ける人、日本の人と海外の人、それぞれの幸せなつながりを生み出す場所として、医療のあり方が考えられていました。

「幸せは人からもらう」という言葉

取材の中で、私たちの心に残ったのが「幸せは人からもらう」という言葉です。

石川病院では、働く人の物語を大切にする「Narrative採用」を取り入れています。

医療を通じて人と人がつながり、そこから幸せが生まれる。さらに、その幸せが国を越えて広がっていく。

石川病院の取り組みを知り、私たちは、病院が単に病気を治す場所ではなく、人と人とのつながりを生み、地域の未来にも関わる場所なのだと感じました。

 

また、私たちが普段当たり前に感じている津山での暮らしも、石川病院で働く方々をはじめ、地域を支えている大人たちの尽力によって成り立っていることにも気づきました。

 

取材した佐藤事務局長さんのように、津山に対して情熱を持って働いている方が地域にたくさんいることを実感できたことも、今回の大きな発見でした。

 

石川病院の会議室で佐藤政孝事務局長を囲み取材を行う高校生たち

津山から世界へ広がるあたたかい医療

ポスター制作では、取材を通して私たちが感じた「広い視野を持った医療」のイメージを伝えることを目指しました。

 

取材前、私たちは地域の少子高齢化という問題を中心に考えていました。しかし、津山が海外から来た人にとっても暮らしやすい、グローバルな地域になれば、グローバルな環境で活躍する企業が増え、若者の働く場所が増えるなど、新たな良い連鎖が生まれるのではないかと考えるようになりました。

 

そのためには、地域の人だけでなく、海外から来た人も支える取り組みが大切です。

石川病院の「母の手のようなあたたかい医療を」というスローガンも伝わるように、私たちは2つのポスターを制作しました。

 

1つ目のポスターには、津山に多く暮らすベトナムの方にも思いが伝わるよう、ベトナム語を取り入れました。

 

「みんなの母になるために」のキャッチコピーと石川病院の外観写真、ベトナム語のメッセージが入ったポスター

 

2つ目のポスターでは、背景に木を描き、「母の手」のような安心感のある医療が、世界へ広がっていくイメージを表現しました。

 

木々の緑を背景に佐藤政孝さんの写真と「みんなの母になるために」のキャッチコピーが配置されたポスター

新しい価値を生み出すことが地域の未来につながる

地域には、少子高齢化をはじめ、さまざまな課題があります。

私たちはこれまで、目の前にある課題を一つずつ解決することが、地域を良くする方法だと考えていました。

 

しかし、今回の取材を通して、課題そのものだけを見るのではなく、新しい価値を地域に生み出していくという視点があることを知りました。

石川病院は、地域の医療を支えるだけでなく、外国から来た人も含めたさまざまな人が安心して暮らせる環境や、人と人との幸せなつながりを生み出そうとしています。

 

今回の取材を通して、私たちは、地域には新しい価値を創造しようとしている大人たちがたくさんいることを知りました。

そして、私たち高校生も、そうした思いを受け継いでいくことが大切なのだと感じました。

津山に暮らす人も、遠くから津山にやって来た人も、誰もが安心して暮らせる地域へ。

今回の取材で感じた津山への熱量を、私たち高校生も未来へつないでいきたいと思います。

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他にも様々な企業を訪問し、取材の様子やポスター制作についての想いなどを記事にまとめています。

ぜひご覧ください!

 

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