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[Uターン・Iターン・移住]いーなかえーるは、岡山県北の求人情報をご紹介します

『プラス』ちょっとした考え方で、自分も周りも元気になる

株式会社Globe fitness&studio 

関元 崇志

津山市

岡山県にある、株式会社Globe fitness&studio 関元 崇志 - 岡山県北の求人情報サイト「いーなかえーる」さんに、お話を聞いてきました。

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1はじめに

丸尾

ここグローブフィットネス&スタジオを経営されていますが、どういった所なのでしょうか?

関元

私たちのコンセプトは、“スポーツジム”とか“ダンススタジオ”ということをカテゴリーとして分けるのではなくて、お客様にライフスタイルの中の一部として、この施設を使っていただけたらと思っています。

「運動しに行こう!」と思うのではなく、「楽しみにいこう!」という感覚で、プログラムやサービスが提供できたら良いなと思っています。

丸尾

生活の一部になっていきたいということですか。

関元

そうですね。ただその中でも私たちが提供できるのは、運動の指導だったり、ダンスの指導だったりと、ツール(手段)であるだけです。

そこがメインではなくて、ここに通うことが、生活の一部になってもらえたらなっていうのが、一番大きいですね。

丸尾

津山の商店街も、昔と比べて閑散としていると言われてきました。人通りが減っている中で、中心地で人が時間を過ごせる場所を提供できるっていうのは、すごく街にとって必要なことだと思います。

関元

そうですね。回遊性もできて商店街とか、他の店舗もにぎわいができれば、私たちの意義もよりあるかなと思いますね。

海をイメージしたクールなイメージのフロアー(1F)

2『Globe(小地球)』色々な考え方や、文化の異なる、多く人が集まる場所。

丸尾

先ほど施設内を見させていただきましたが、壁の色とかもこだわられていて、普通のフィットネスクラブなどとは、イメージが違いますね。

関元

空間については「人々の生活を豊かでエキサイティングなものに」ということを、コンセプトにしているので、やはりカフェがあったり、柔らかいゆっくりとした空間のほうが、過ごしやすいんじゃないかなと思い、植物もたくさん置くようにしています。

丸尾

地球をイメージされたということで、緑も多いわけですね?

関元

はい。施設の名前は、色々な考え方や、文化の異なる、多く人が集まる場所という意味で『Globe(小地球)』という名前にしました。

丸尾

私のイメージではフィットネスクラブと言うと、入会したらきちんと通って、なんだか“しんどいけど元をとらないといけない”みたいな、イメージだったのですが・・・

関元

そんな堅い感じではないです(笑)『Globe』では1年に4回、パーティーをしてるんですけど、今月は七夕パーティーで、「浴衣をきて、みんなでごはんを食べましょう」みたいなイベントでした。

そういうことを目的に、「じゃあ浴衣着るんだったら、もうちょっと足細くしたいな」とか、「腕を出すなら腕を細くしたいな」とか、ただ痩せたいっていうのではなくて、何かを目的にするだけで、運動する側も、違うと思うんです。だから、そういうイベントもこちらから提案しています。

薄いグリーンの壁が印象的で、床にヒノキを使った開放感のある自然をイメージしたフロアー(2F)

3何か新しい風をふかせることができれば、ほかにも何か新しい流れが生まれるんじゃないかと思った。

丸尾

関元さんは高校までは津山で、高校を卒業してからは、大阪の専門学校にいかれたんですよね。その学校は、やはりスポーツ関係の学校ですか?

関元

はい。高校の時から考えていた、トレーナーですね。スポーツ業界の専門学校に行って、勉強しました。

大阪の専門学校を卒業したら、 すぐに津山にもどって何かできたら、という思いもあり卒業してすぐに帰ってきました。

はじめは、病院が経営しているフィットネスクラブに就職しました。そこで2年働きました。でも働いているときから、「もっとこうしたら、いいんじゃないかな」っていう考えがたくさん出てきて、姉の力を借りながら独立することにしました。

丸尾

もともと地元で、何か新しいことをやりたいという思いがあったのですね。

関元

ありました。今、あるものをなんとかしようというのではなくて、無いものをつくりたいと思ったんです。

新しい風をふかせることができれば、ほかにも何か新しい流れが生まれるんじゃないかと思ったんです。

丸尾

やっぱり新しいやり方とか、コンセプトを打ち出していきたかったと言うことですね。

関元

そうですね。僕はスポーツインストラクターの仕事をしていて、僕の姉がヨガをしていて、義理の兄はダンスをしているんです。

運動に関わっているみんなで「こういうことがしたい」とか、「こういうことがおもしろい」って話し合ったんです。

最初は子供の教育を元にしたダンススタジオをメインでやろうかと言っていたこともありました。

それで、だんだん自分たちもしたいこととかが明確になってきたり、色んな方に意見をいただいたり、今のこういう形になりました。

熱くなれるような場所。ありのままの空間で自分を出そうという太陽のイメージのフロアー。(3F)

4都会に住んでいる子達が、見学に行きたいって言ってくれたんです!うれしかったですね!

丸尾

大阪に出られて、 地元に帰ってきて、やっぱり地元って都会とは違うなって感じられたことはありますか?

関元

ありますね。全然違いますね。人も違うし、周りも違うし、時間も違うと思いますね。

そういえば、先日、僕の大阪で通っていた専門学校の学生達が5人くらい、施設を見学にきてくれたんですよ。ほとんどが関西人でしたけど。

丸尾

津山にあるグローブフィットネスに、大阪から施設見学ですか!?(驚)

関元

普通は、地方の学生が都会に行って、施設を見たいと言うのはわかるんですけど、都会に住んでいる子達が地方に見学に行きたいって言ってくれたんです!うれしかったですね!

丸尾

本当に都会には無いような施設ということですね。

関元

ここにしかない施設だと思っています。「都会で、同じことができるのか?」と言われたら、できないんじゃないかなと思いますね(笑)
津山という土地柄と人柄の中でできる仕事かなと思います。

5何か意見してくれる人がいると、「やってる意味あるな」と感じる。

丸尾

先ほどのお話で、就職して働いていた時と、今ご自分で経営されてみて、ご自分の考え方が変わった部分はありますか?

関元

独立してわかったのは、自分がしたいことばっかりはできないことですね。

就職して働いていた時は、“もっとこうしたらいいのに”と思うこともたくさんありました。でも実際、独立してそれをやろうとした時に、そうはいかないと言うことがわかりました。

その辺がやっぱり自分でやってみないとわからないことですね。 もちろん、1人じゃできないこともいっぱいあるので、周りの協力あってこその経営ができていることに感謝しています。

丸尾

お客さんと接する時に、独立して、よかったなと思う時はありますか?

関元

もちろんあります。単純に足を運んでいただけるだけでうれしいですし。あと、意見などをいただけるとうれしいですね。 いい意味でも、悪い意味でも。

「こうしたほうがいいよ」とか、何か意見してくれると言うことは、グローブのことをすごく考えて、よくしたいと思ってくれているのを感じます。そういう会話、コミュニケーションがとれた時に、「やってる意味あるな」と感じますね。

6今僕たちが子供達に、がんばっている姿を見せたい。

丸尾

グローブフィットネスでは、子供達の宿題もみるとお聞きしました。これは、どういった考えなのですか?

関元

まず第一に 津山という街を、「帰りたい」と思うような街にしないといけないと思うんです。それは小さい頃から子供達に思ってもらわないと、大きくなってからは「よし、津山に帰って、これをしたいな」って思う子が増えないと思うんです。

そういう意味でも、まぁ極端な話「グローブフィットネスで働きたいな」と思ってくれるような子が増えてくればいいかなと思って、今僕たちが子供達にがんばっている姿を見せたいと思っています。

丸尾

素晴らしいことだと思います。

そして、やはり教育はすごく大切だと思います。なんでもかんでも自由にさせる教育もあると思いますが、ある程度、ここはしっかりしようと決まりを決めるのも大切だと思います。

私たちとしては挨拶と学校生活はしっかりした上で、したいことをしようと言うコンセプトでやっています。習い事をしていると、学校の宿題ができないことに保護者の皆さんも悩んでいるというお話を聞いたので、「じゃぁ、ダンスに来たついでに、 宿題やってごらん」ということで、始めました。

癖をつけてもらうこと、それに子供達にとっては、ダンスの仲間と一緒に宿題をしていることも、いい思い出にもなるかなと思っています。

7教員免許を持ったスタッフたち。「教育」は永遠のテーマ。

丸尾

スタッフの皆さんは、教員免許もたれているそうですが、このスポーツ業界だと普通のことなんですか?

関元

いや、珍しいと思います。グローブのフィットネスインストラクターは、教員免許も持っていますし、ダンスのインストラクターも教員免許を持っています。

「教育」は永遠のテーマだと思うんです。健康も教育していかないといけないし、子供達も教育していかないといけないし、だから夏休みには4クールのサマースクールをするんですよ。

丸尾

サマースクールというと?

関元

私たちが1日、9時から4時半までの授業を組んで、それを3日間連続でするんです。それが全部で4クールあります。

一応それぞれのクールにコンセプトがあって、このクールでは宿題を全部終わらせますとか、このクールは苦手なことを克服させますとか、そういう課題を少しずつ取り入れてやっていきます。

スタッフは教育のノウハウを持っているんで、それを活かして子供達にどうにか、指導できたらなと思うんです。

8スタッフは、みんな出身地が違うIターン。

丸尾

なるほど、素晴らしいですね。もし地元津山から一度は都会へ出ても、 地元も楽しい地域だと育ってきた過程の中でわかっていれば、選択肢として、地元に戻ってくる可能性は増えるんじゃないですかね。

関元

もちろん出たいっていうのも、若いときはあると思うんです。

丸尾

そういう気持ちも、大事ですよね。

関元

そう。大事なんです。そういう気持ちで外で経験をつんで、やっぱり最終的に津山に帰ってくれば、今問題になってる人口減少なんかも、なくなってくると思いますし、もっと津山が活性化するかなと思います。

ちなみに、僕はもともと津山の人間なんですが、うちのスタッフは1人はUターン、他はIターンなんです。

丸尾

そうなんですか!?どこから皆さん、移住されてきているんですか?

関元

沖縄、高知、岡山市内、あと県南から就職予定。

丸尾

素晴らしいですね!

関元

みんなの出身地域が違うと、それぞれの地域での流行りや特色がわかって「じゃぁ、うちでもやってみようか」ってことになりますね。

高知出身のスタッフは、管理栄養士なので、彼女の地元、高知県に栄養士つながりで友達がいるので、友達が栽培したものを直で送ってもらうことができるんです。友達の作ったものをグローブのカフェで使えるって、すごいうれしいことですよ。

9何かあっても、ネガティブではなくて、ポジティブな方向に向くような考え方を意識する。

丸尾

それでは、最後になりますが、関元さんが、日頃から大切にしていること、言葉などありますか?

関元

『プラス』っていう言葉が好きです。
何かあった時に、人って理由をつけて、ちょっとネガティブな方向になりやすいと思うんです。

そうなると、自分が楽になるじゃないですか。でも、そうなってしまうと今の自分より上に行けないと思うんです。

ネガティブな方向に考えるのではなくて、何かあったら、ポジティブな方向に向くような考え方、自分へプラスの方向になるように意識しています。

もちろん、しんどいなって時もあるんですけど、考え方を変えれば、なんとかなるんです。

自分がプラスになれば、自分だけじゃなく、周りも元気になってもらえるし、そうなったらもっと自分もプラスになって、元気になれるんです。

ちょっとした考え方で、自分も周りも元気になるので、『プラス』って言葉が好きですね。

丸尾

確かに逃げるというのは、楽ですもんね。

関元

逃げることは楽なんですけど、どう乗り越えるっていうか、どう進んでいくかっていうのを考えるのは、楽しいかなと思いますね。

『プラス』ちょっとした考え方で、自分も周りも元気になる

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津山の街中にあるフィットネスクラブ、ダンススタジオ。
子供から高齢者まで、ヨガ、ダンス、トレーニングなど様々な人と文化が融合した小地球になることを願って。

お話を聞かせていただきありがとうございました。関元さんの教育に対する強い想いがとても印象に残りました。
単にフィットネスクラブ、ダンススタジオを運営されているのではなく、津山地域の将来の人づくり、街づくりにつながる活動をされているのだと感じました。地方である津山のグローブフィットネス&スタジオに、大阪の学生たちが見学に訪れるというのも本当に驚きです。
関元さんは大阪から津山市にUターンのかえーる人でした。

  • 取材日:2015年7月2日
  • 撮影地:Globe fitness&studio(グローブフィットネス&スタジオ)
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