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企業情報
ステンレスの研磨、機械加工を手掛ける。「磨く」を極める職人集団
美研よりご挨拶
私たち有限会社美研は、いまも現役の職人である先代社長の独立により創業しました。そんな私たちが法人化し、現在のような企業となったのは1995年6月のこと。この前後、自社の事業内容や会社の仕組みなども、組織の変化に合わせ少しずつ変えていきました。
まず事業内容においては、もともとは先代社長が前職で身に着けた研磨技術を活かせるステンレス研磨のみでしたが、徐々にステンレスの溶接、切断、成型などの機械加工も行うように。さらに仕事の請け方も従来の「下請けの職人に仕事を外注する」というスタイルから、「職人を従業員として雇用し、育成する」スタイルへ変更。こうして社内で職人同士での技術の継承、向上を図った結果、法人化から25年以上経った現在では「ステンレス研磨と言えば美研」と言っていただけるほど、業界内で信頼を重ねてくることができました。
磨き上げられたステンレス
当社の従業員は、ただの作業員ではありません。ひとり一人が自分の流儀、こだわりのもと質の高い仕事をしてくれる職人です。今日までお客さまからの信頼、そして仕事をいただくことができているのも、日々コツコツと仕事に励む職人がいるからこそ。これからも企業として、そしてお客さまから頼りにしていただける職人集団として、誇りを持って製品づくりに励みたいと思います。
事業内容
当社の事業内容は、ステンレスの研磨と機械加工です。
① ステンレスの研磨
製品のかたちになるまでの加工の工程でくすみ、汚れの付いたステンレスの表面を、周囲が映り込む「鏡面仕上げ」と呼ばれる状態になるまで磨き上げていきます。
切り出す前のステンレス
作る製品にあわせて切り出し、加工をしていきます
具体的には、まず粗目の紙やすりが束ねられたブラシを用いて磨き、徐々に使用するやすりの目を細かくしていきます。紙やすりを使っての研磨がひと通り終わったら、次はバフ(羽布)と呼ばれる布やスポンジでできた研磨道具を使って磨いた後、最後に麻の布でできた研磨道具を使ってピカピカになるよう仕上げ磨きすれば、鏡面仕上げの完成です。
加工され磨き上げられた製品「ヘルール」
ステンレスを磨いている様子
② ステンレスの機械加工
機械を使い、主に配管接手にするためのステンレス素材を切断、削り出しての成型、溶接するなどして、お客さまが希望するかたちにしていきます。
ステンレスは、皆さんにとって身近なところではキッチンのシンクまわりによく使われています。数ある金属のなかでも特に錆びにくい性質を持っているため、清潔を保つ必要のある調理場や飲料、食料品、医薬品などを扱う現場では欠かせません。
私たち美研の扱うステンレス製品も、飲料の製造現場や医薬品の工場などで活躍し、陰ながら皆さんの生活を支えているものです。
製品の紹介
当社の主力製品は、ビール工場や医薬品工場で液体・気体を運ぶための配管同士を接続する部品「接手(つぎて)」です。
以下に、そのなかでも代表的な「エルボ」「チーズ」「ヘルール」「レジューサー」の4製品について簡単にご紹介します。
・エルボ
L字型の接手部品です。配管を90度曲げたいときに使用される接手で、2本の管を接続することができます。肘のようなかたちをしていることが名前の由来であるため、サイズに関係なく、このようにL字型の配管接手はすべて「エルボ」と呼ばれています。
・チーズ
T字型の接手部品です。配管を3方向へ向けたいときに、3本の配管をそれぞれの穴に接続して使用します。そのかたちから「ティーズ=チーズ」と呼ばれるようになったと言われています。
・ヘルール
「フェルール」とも呼ばれる接手部品です。主に溶接をせずに2本のパイプを接合したいときに使われ、ゴムパッキンと一緒に各管の端に取り付けて合わせると、2本の管がつながり外れなくなります。
・レジューサー
「インクリーザー」とも呼ばれる接手部品です。直径の異なる2本の管をつなげる際に使われる接手であるため、下部の膨らんだ花瓶のような、おもしろいかたちをしています。
会社概要
会社名 | 有限会社 美研 |
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業種 | ステンレス加工、研磨 |
代表者 | 代表取締役社長 山本雅俊 |
従業員数 | 14名(2022年6月時点) |
所在地 | 〒708-0331 |
電話番号 | 0868-28-7667 |
創立年 | 1995年 |
資本金 | 300万円 |
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