[Uターン・Iターン・移住]いーなかえーるは、岡山県北の求人情報をご紹介します
リズムがあると、身体を動かすのが楽しくなる。
目次
津山の街中にあるフィットネスクラブ兼ダンススタジオ。
津山の街中にぱっと現れる、自然派カフェのような空間。そこが、Globe fitness & studioの津山校。ヨガ、ダンス、トレーニングなどを行うフィットネスクラブ兼ダンススタジオです。
扉を開けると、スタイリッシュで落ち着く空間が広がります。
そんな中Globe fitness & studioの “ボス” こと関元崇志さんにご対面。お話を伺いました。
津山校の外観。
太陽が出ていれば思わず日向ぼっこをしたくなるようなスペース。
津山校のロビー。
右手には、普段使いにもできそうなオリジナルアパレル用品が並んでいる。
思わずやる気もあがりそうなクールなデザイン。
ー まずはGlobe fitness & studioの基本情報について教えてください!
関元さん:岡山県県北地域の、津山、真庭、勝央にあるフィットネスクラブ、ダンススタジオです。2014年にGlobe fitness & studioを津山にオープンして、2021年で8年目になります。基本は3拠点ともダンスが中心ですが、津山にだけフィットネスとカフェがあります。トラッククラブ(陸上教室)やリズムトレーニングも行っています。
ー リズムトレーニングとは?
関元さん:リズムを使った運動教室です。リズム感を高めることで動きにメリハリが付き、パフォーマンスの向上や、怪我の予防にもつながります。Globeでは、リズムトレーニングの指導者育成や、プログラムの開発なども行っており、全国や世界にそのノウハウを渡して展開しています。
現在の会員数は約550名。
子供から高齢者までが楽しく通う。
子供たちに「リズムに乗って身体を動かすことは楽しい」という感覚を。
ー リズムトレーニングに力を入れられているのはなぜですか?
関元さん:Globeとして当初から力を入れていた分野の1つが、子供たちの教育です。
僕の子供の頃、スポーツをやる時は、野球、サッカー、水泳など、種目から選んでいました。でもそれだと身体にリズムがないので、スポーツに対する感覚が「しんどい」「頑張らないといけない」というネガティブなものになりがちになります。
Globeではその前の段階を作ることに力を入れています。それが、ダンスやリズムトレーニングといった運動指導です。ダンスはリズム感を養成します。「リズムに乗って身体を動かすことは楽しい」というイメージがつくことで、次のスポーツをやっても「身体を動かすこと=楽しい」となり続きやすくなります。「しんどい」ではなく、スポーツを本能的に「やりたい」となりやすいのが特徴です。
その考え方が津山全体にも浸透してきていて、今では幼稚園や保育園、小学校など、津山市内の多くの施設にリズムトレーニングの指導をしています。
スタジオができて7年、少しずつ津山全体の雰囲気を変えられてきているかなと感じていますね。
「県外の小中学生にも指導にいきます。Globeには前向きな子たちが多いですね。固定概念にとらわれない様になってほしいです。」と関元さんは語る。
子供の意識を変えるには、パパママの意識が変わることも大事。
ー他にも取り組まれていることがありますか?
関元さん:子供への教育に加えて、最近はパパママへの運動に対する意識改革にも力をいれてます。子供たちが運動するだけでなく、親も動こう!と。子供もたちがやっている内容を一緒にやってもらうという内容です。保護者の方の意識が変わることで、自分の子供への意識が変わる。そうすると、子供たちの意識や環境が変わってくるんですね。
実は、初期の頃は子供たちの環境を整えればよいと思っていたんです。一方で、子供と長い時間を過ごしているのはご家族の方々なので、我々大人が変わらなければ子供たちの意識も環境も変わらない。そこに気付いてからは、パパママへの取り組みも強化しています。
ただ、これがなかなか難しい笑
やってみると「やってよかった!」となるのですが、チャレンジするまでのハードルが高い。最初は全然でしたね。「やってみよう!」が少ない。”失敗しても良い環境” を作るのが、これからの課題です。
関元さんは、大阪からUターン。
津山がやっぱり大切!ということで、この地でGlobeを立ち上げた。
子供も、30代も、60代も、強度は違えど同じトレーニングメニューで。
ー フィットネストレーニングはどのような感じですか?
関元さん:Globeには、定年を過ぎた方々の層も多くいらっしゃいます。Globeの特徴としては、老若男女問わず、同じ内容、同じインストラクターの指導を受けてもらっていることです。もちろん強度は違いますが、若い人と同じ環境で、同じメニューをこなすことを「普通」にしてもらうのが、その層の方々にとって一番ベストと考えています。
また、定年を過ぎた世代もGlobeには多く通っていて、定年を過ぎて寝たきりにならないようにしたい、という方々のニーズも多くある。
「普段の生活スタイル」を変えることで、できることもある。
ー 適度な運動を続けることはとても大切ですが、難しいですよね?
関元さん:津山って、車社会なので日常的な運動量が少ないんですよ。極端な話、津山の人は1日2,000-3,000歩も歩かない。その生活スタイルと考え方を変えたいですね。
具体的には、アクションを起こすときの身体の使い方と、時間の使い方を変えたい。例えば、2km先に住む人が車でGlobeに来て、Globeで2km歩く。2km歩くために2km車で来るのは、プラマイゼロにしかならない。身体を使うチャンスを逃してるんですよね。そこの考え方を変えてもらいたい。
普段の生活を変えてもらって「もうスタジオは必要ないよ」ってくらいになってほしい。それがうちのコンセプトです。それを超えて「スタジオは必要ないけどGlobeは必要!」そう言ってもらうことが理想ですね。普段の生活から身体を動かす、ということが日常の一部になれば良いなと思っています。
津山校のフィットネスルーム。
フロアごと、太陽や海など「地球」のテーマにあわせた空間が広がっている。
ー もしや、「株式会社Globe fitness&studio」から「株式会社Globe」へ社名を変更した理由はそこに・・?トレーニングやフィットネスは必要なくなるかも、という期待を込めて?
関元さん:はい。それも理由の1つです。2021年に、社名から「fitness & studio」を外したのですが。
そもそも、文化・人々が交流する「場」をスポーツや教育を通して作っていきたい、という想いでGlobe fitness & studio を7年間やってきました。ただ、これからは「場」をフィットネスやスタジオ以外にも広げていく必要があるな、と。今後は「場」にとらわれずにやっていくぞ、という決意表明でもありますね。
ー 理由の1つ、ということは、他にも社名変更には理由があるのでしょうか?
関元さん:そうですね・・・シンプルに長い!!「株式会社Globe fitness&studio」ほら、社名の字面がね、長いでしょ? 契約書とか大変で・・笑
今年でスタジオは7周年。
この「Globe」のサインは会員さんからオープン記念にプレゼントされたもの。
会員さんに愛されるスタジオは、綺麗で植物に囲まれた温かい空間。
「津山にないなら作ろう!」そんな発想ができる人材を育成したい。
ー これから実現していきたいことはありますか?
関元さん:この仕事を始めて、2020年で10年が経ちました。小学校低学年だった子が、大学生になったんですよ。その子が大学進学前に進路相談にきてくれた。めちゃくちゃ嬉しかったですね。人生の岐路に立つときに相談にきてもらえるくらい、Globeが身近に寄り添える存在であることが嬉しいです。子供たちの人生に少なからず影響を与えてられているかな、と感じます。
これからは「Globeに行けばこういう場所がある!この人に会える!」といった新たな発見の提供を強化していきたいと思っています。あとは、環境設定ですね。あるようでなかったものを作り、その使い方までを広めていきたいです。ないものを作る、という姿勢を子供たちに見せていくことで、子供たち自身にも「何もないから何かを興そう」という発想を持って欲しいと思っています。
トレーナーに書いてある言葉は “Change the world through rhythm”。
「リズムを変える。全てが変わる」という信念のもと、
「楽しみに行こう!」と思ってもらえる場所作りを行っている。
入会方法について。
子供のダンスレッスンについては入会期間中のみ入会可能。フィットネスについては随時体験を受け付けています。詳細や最新情報は以下をご確認ください。お問合せはウェブサイトより受け付けています。
ー 「ないなら作ろう!」というマインドを持つことは、子供たちだけでなく大人にとっても背中を押される考え方ですよね。Globeさんが大事にされている「コミュニティの場」や「人との出会いでおこる化学反応」というのも、これからの時代に求められているものだというように感じました。
本日はどうもありがとうございました!
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インタビュアー 塚田エレナ