[Uターン・Iターン・移住]いーなかえーるは、岡山県北の求人情報をご紹介します
地域の「ひと・こと・もの」がつながり、様々な「あう」が生まれる場。 そんな共創の環をテーマとしたPLATPORT
この方にお話を伺いました!
岡山県岡山市に本社を置く自動車販売、整備業・岡山トヨタ自動車株式会社(以下、岡山トヨタ)。岡山県内に15拠点を展開し営業しています。「喜び・感動を共創する」という理念のもと、お客様・社員・地域社会が笑顔になることを目指し、さまざまな活動に取り組んでいます。PLATPORT・マネージャーの中尾さんに、取り組みや想いを伺いました。
目次
岡山県内で15拠点を営業するカーライフ・パートナー
自動車を販売・整備するだけでなく、「お客様一人ひとりと喜びや感動を共有し、生涯を通してベストパートナーとなること」を使命として掲げる、岡山トヨタ。

岡山市や倉敷市、津山市、真庭市など岡山県内で合計15の拠点を運営しています。

PLATPORTの向かいにある岡山トヨタ東津山店
地域社会に寄り添いつながりを拡げることで新しい価値を創造し、地域社会と共に歩んでいきたい。そんな「共創の環」を実現する場所として、2022年、岡山県津山市にPLATPORTを開設しました。

津山市の国道53号線沿いにあるPLATPORT
つながりが生まれる“共創の場”
─ まずPLATPORTは、どのような場所か教えてください。
中尾(PLATPORT・マネージャー):「共創の環」をコンセプトにした、地域交流や地域貢献に特化した施設です。ここでは自動車の販売は行っていません。ひと・こと・ものが集まり、地域の方や企業と一緒に何かをつくり上げていく場所です。

季節やイベントにあわせて変わるPLATPORTの店内
― 開設から3年半が経ちましたが、地域の方の反応はいかがですか?
中尾:少しずつ知っていただけるようにはなってきましたが、まだまだこれからだと感じています。これまでは“まず知ってもらうこと”が目的でしたが、これからは“一度来た人がまた来たいと思える場所”にしていきたいですね。イベントだけで終わるのではなく、人と人とのつながりが続いていく場にしていきたいと思っています。
【取り組み紹介】高校生による小学生の宿題支援
― PLATPORTで行っている、子ども向けの取り組みについて教えてください。
中尾:保護者さんの困りごとをお手伝いしたいという思いから始めたのが、「夏休みの宿題片付け大作戦」というイベントを3年前から始めました。最初は絵の宿題だけでしたが、夏休みの宿題も見てほしい、工作もやりたいという声を受けて、内容を少しずつ広げてきました。
夏休みの宿題は、子どもにとっても保護者にとっても負担になりやすいものです。そこでPLATPORTでは、楽しく取り組め、集中できる環境を用意しています。自宅だと気が緩み先延ばしにしてしまいがちですが、ここだと子どもが前向きに手を動かせて、保護者の方も少し肩の力を抜ける。そんな時間になればと思っています。
― その取り組みには高校生も関わっているそうですね。
中尾:小学生への指導には、美作高校、津山東高校、津山商業高校の生徒さんに協力してもらっています。
教える側に立つ経験は、高校生にとっても大きな学びになります。実際に「難しかったけど楽しかった」という声もありました。小学生の子どもたちからは「次はいつ来るの?また会いに来るね」といった声も。地域の身近な先輩の存在を知り、「あんなお兄さん・お姉さんになりたい」「地元のあの高校に行ってみたい」と将来をイメージするきっかけになればいいなと思っています。
高校生にとっても、教えることの難しさや楽しさを知る経験になりますし、その経験が部活動や将来の仕事にもつながっていくのではないかと感じています。こうした関わりが将来の選択肢が広がるきっかけとなり、結果として津山地域に愛着を持った人が増えると嬉しいですね。

イベント「夏休みの宿題片付け大作戦」の様子
― 特に印象的だったエピソードはありますか?
中尾:クリスマスイベントで、PLATPORTのキッチンをお貸しして津山東高校 食物調理科の生徒さんにクリスマスケーキづくりをやってもらったことがありました。こちらからお願いしたこともあり「負担になっていないかな」と少し心配していたのですが、アンケートでは「次もまたやりたい」と書いてくれていたんです。
その後、ハロウィンイベントでは1日限定カフェを行いました。
学校の外で一般のお客様と接する機会はなかなかありませんし、自分の力を試せる貴重な場になっているのかなと思います。次はこうしたいという前向きな声も多くて、実践の中でしっかり学んでいる様子が印象的でした。

イベント「クリスマスケーキづくり」の様子
毎年大好評ですぐに予約がうまる人気ぶり

PLATPORT キッチンなどの貸設備も充実
【取り組み紹介】大学生との食品ロス削減・防災の活動
― 大学との連携も行っているそうですね。
中尾:美作大学 食品ロス削減サークルの学生さんたちとは、食品ロス削減をテーマにした活動を行っています。規格外の野菜をジャムにしてのせた「トマトジャムアイスパフェ」をイベントで販売したこともあります。
また、美作大学のみまさか防災隊の学生さんに協力してもらい、毎年夏休みの時期に「防災検定」のイベントを開催しています。この取り組みは岡山県内における岡山トヨタの他店舗にも広がり、昨年は5つの拠点で実施しています。
さらに、みまさか防災隊や食品ロス削減サークルなど、分野の違う学生同士をつないで、一緒に防災食レシピをつくってみたりなど、つなぐところから関わっています。
学生からは「大人に教えるのと子どもに教えるのは全然違う」という声もありました。そうした実体験が学びにつながっていれば嬉しいです。

みまさか防災隊による防災検定のイベント

「防災ハンドブック」には、美作大学のみまさか防災隊や食品ロス削減サークルの学生によるオリジナル防災レシピも掲載
地域企業と生み出す新しい価値
― 地域企業との連携についても教えてください。
中尾:真庭市の佐田建美さんが手がけた「組子のコースター」や「組子の小物スタンド」を物販コーナーで取り扱わせていただいています。

組子を使った佐田建美さんの木工製品
また、地元・津山市のサトミ紙工さんとも連携しており、イベントでは「コロコロ迷路」などの段ボール工作ブースを一緒につくっていただきました。PLATPORTのショールームでは、期間限定でミニ四駆を走らせる大きな段ボール製サーキットや、ソファ・テーブルなどを設置していただきました。子どもたちにもとても人気のある取り組みです。

サトミ紙工さんの段ボール製サーキット

ミニ四駆のレースが楽しめる

ミニ四駆は参加者自身が選んで組み立てられる

サトミ紙工さんの段ボール製ソファ・テーブル
さらに最近では、「防災用の段ボール簡易トイレ」を共同で開発しました。PLATPORTとして企業と商品開発まで行ったのは、これが初めての取り組みになります。
― 開発のきっかけは何だったのでしょうか?
中尾:もともと携帯トイレの袋は店頭で販売していたのですが、実際に使う場面を考えたときに、便座がないと使いにくいことに気づきました。そこでサトミ紙工さんに相談し、強度や座りやすさなどを一緒に検討しながら、何度も改良を重ねて完成しました。

キャンプや災害時に活躍する段ボール簡易トイレ
災害時のトイレ問題はとても切実です。身近な気づきからスタートし、地域企業の技術と組み合わせることで、実際に役立つ形にすることができたと感じています。
全国的にも防災への関心は高まっていますが、災害が少ない地域である岡山や津山でも、日頃から意識を高めていくことが大切だと思っています。こうした身近な商品を通じて、PLATPORTの取り組みもあわせて知ってもらえたらと思っています。
また、会社やPLATPORTとしても「DIGマップ(地域防災マップ)」や「防災ハンドブック」の作成など、防災に関する取り組みに力を入れています。

防災に関する展示や、グッズを販売

岡山トヨタとして「DIGマップ(地域防災マップ)」を発行
地域の魅力を活かした企画づくり
― 様々なイベントを企画されていますが、企画するうえで大切にしている考え方を教えてください。
中尾:イベントを企画する際は、必ず“目的とテーマ”を明確にするようにしています。例えば、親子向けのイベントなのに、おしゃれなワインイベントをしても合いませんよね。本当にターゲットに合っているか、コンセプトからずれていないかは、しっかり考えるようにしています。
その上で、できるだけ地元の方や、地域で活動されている方に協力していただくようにしています。PLATPORTだけで完結させるのではなく、地域の力を掛け合わせることで、より意味のある取り組みにしたいと考えています。
― そうした企画にまつわるアイデアは、どのように生まれているのでしょうか?
中尾:アイデアなどは、特別な場で生まれるというよりも、日々の会話の中から出てくることが多いですね。これどう?とスタッフ同士で気軽に出し合い、思いついたことを共有しながら少しずつ形にしていく。そんな進め方をしています。
ふらっと来られる地域の居場所をめざして
― 今後、挑戦したいことはありますか?
中尾:一つは「出張PLATPORT」です。マルシェなどに出向いて、仕事体験をしてもらったり、オリジナルクッキーを販売したりして、これまで以上に多くの方に知っていただきたいと考えています。
そしてもう一つが、PLATPORTの“日常化”です。イベントがない日でも、用事がなくても、ふらっと立ち寄っておしゃべりしたり、気軽に来てもらえる場所にしたいですね。「PLATPORTに行けば何かある」と情報を得に来たり、人とつながったりできる、地域の自然な居場所を目指していきます。

子どもたちの自由な発想力を育てるために
― 今回「Okayama Tech Award For Kids 2025(以下、OTA)」という子ども向けアイデア作品コンテストにも関わっていらっしゃいます。どのような想いからでしょうか?
中尾:子どもたちには、自由な発想力を持ってほしいと思っています。当たり前にとらわれずに新しいことを考えられる力を、大人になっても活かしていってほしいですね。
そのためには「いろいろなものを見て、知る」という経験の積み重ねがとても大切だと思っています。PLATPORTとしては、そのきっかけを一つでも多く提供できる場所であり続けたいと考えています。
「Okayama Tech Award For Kids 2025」について
「Okayama Tech Award For Kids」(以下OTA)は、次世代を担う岡山の小学生たちが「技術力や想像力を発揮できる機会の創出」を目的に、2018年より開催されているアイデア作品コンテストです。2025年度は「プログラミング」「イラスト」「アイデア」の3部門で作品を募集し、応募作品数1,640点と、多くの子どもたちにご参加いただきました。 昨年2025年11月1日に最終審査会を開催しました。
「Okayama Tech Award For Kids 2025」の詳細はこちらからご覧いただけます。
https://tinytech.jp/services/ota/
PLATPORT
岡山県津山市押入786-3
営業時間:10:00〜17:00
定休日:毎週火曜日・毎月第3日曜日
お問い合わせ:0868-21-3911
駐車場台数:22台
