坂本工業株式会社

坂本工業は、岡山県津山市を拠点として、創業以来80年近くにわたり、建物の“骨格”を支える鉄骨の製造を通して、全国各地の建築現場を支えてきました。

建物の安全性や耐久性を左右する重要な工程を担っているという責任と誇りを胸に、日々の仕事に向き合っています。

私たちが扱う鉄骨は、オフィスビルや物流倉庫、商業施設など、規模の大きな建物に用いられるものが中心。大都市のランドマークにも関わることができたのは、「納期を守る」「品質を確保する」「技術を磨き続ける」という、創業以来変わらぬ姿勢があったからこそです。 この誠実な姿勢が、大手ゼネコン各社からの信頼につながり、全国規模の建設現場を担う坂本工業を支える礎となっています。

坂本工業株式会社 代表取締役 坂本幸一

また、会社の成長とともに大切にしているのが「地域との共生」です。地元・津山の若者とともに歩み、次世代の人材を育てていくことは、企業としての重要な使命だと考えています。津山工業高校をはじめ、地元出身の社員も多く、津山で働くことに誇りを感じられる職場づくりを進めております。

坂本工業は「誇りあるものづくりで社会に貢献する」を理念としています。建物の基盤を支える鉄骨を手掛ける企業として、常に高い責任感を持ち、次世代へ技術と信頼を継承していくことを目指しています。

また、当社が重視しているのは、“現場主義”という考えです。施工中に課題やトラブルが発生した場合には、社長自ら現地に赴き、状況を正確に把握したうえで迅速かつ的確な対応を行うこともあります。こうした柔軟な判断とスピード感ある対応が可能なのは、もともと小規模な体制から始まった会社であり、部署間の連携力が強いからです。

「スピード感と連携力を武器に、お客様からの信頼に応え続ける」

——それが、坂本工業の変わらぬ姿勢です。

坂本工業の主な事業は、建築用鉄骨の設計・製造・検査です。建物の骨格を支える鉄骨は目に見えませんが、安全性や耐久性に直結する重要な役割を担っています。当社では、設計から製造、そして品質検査までを自社ですべて行い、品質と効率を両立しています。

設計部門では、用途や構造に応じた鉄骨設計を行い、強度を確保しつつ現場での作業効率も考慮した図面を作成。

その後、製造部門において、切断・穴あけ・溶接・塗装などを精密に実施します。当社は業界に先駆けて溶接ロボットなどの自動化設備を導入しました。

鉄骨を回転させて、溶接するロボット

これにより社員は専門性の高い作業に集中でき、品質のばらつきも抑えられ、まさに生産性と品質の安定化を実現。人の技術と機械の精度を組み合わせ、短納期かつ高品質な製品を提供しています。

溶接ロボットにプログラムを入力

携わる建築は、商業施設・物流倉庫・オフィスビルなど大規模なものが多いため、施工する部分ごとに複数の会社で分担します。その場合にも、納期厳守と高品質な製造力が発揮され、その成果として大きな信頼を築いています。

「自分たちの技術が社会の基盤を支えている」という誇りこそ、この仕事のやりがい。坂本工業は今後も先進設備を強みに、安全性と品質にこだわった鉄骨製作で、全国の建築現場と地元・津山を支えていきます。

坂本工業は創業以来、「技術で社会に貢献する企業」を目指し、80年近い歴史の中で、社会情勢の変化や環境問題に対応してまいりました。
社員の健康と福祉においては、健康診断やインフルエンザ予防接種の費用を全額負担。また教育面では、社員の資格取得支援や安全教育の実施に力をいれています。

雇用面では、女性や技能実習生を積極的に雇用・育成し、定年後の再雇用も推進しています。他にも環境への配慮として、全工場でのLED照明導入や太陽光発電、排出ガスを抑える車両の使用、廃プラスチックの再利用、地域の植樹活動など、持続可能な社会を目指して取り組んでいます。

坂本工業では、地域社会の一員として責任を果たすべく、さまざまな活動に取り組んでいます。

工業団地内の清掃やボランティア活動、近隣小学校への寄贈、社会福祉事業会での取り組みなど、地域とのつながりを大切にしています。

建築を通じて全国の街づくりを支えると同時に、地域の皆さまと信頼関係を築きながら、より良い未来を目指して。